その六五九 |
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あ |
ちいさくて きみはいつだって あたたかすぎて 不思議なもので、言葉に落ち込んだ時は 時々、言葉は道具だからと半分うそぶいて 言葉は日常のコミュニケーションのためにも 言葉って、単なる道具じゃないやり方として 言葉をかけられて、すごくやる気がでたり いつだったか、甥っ子がまだ 夕方にちいさなボールで庭で遊んで その夜はとても寒くて、雪が あ、埋もれているんだなって思って 甥っ子は手袋をしたままそこにいて。 「ありがとう、あるよ」っておもしろい それおかしいよって、言いたくなくて ボールがみつかったことがうれしかった あの時甥っ子の 甥っ子は、まだちいさいのにわたしに
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