--- 平成二三年 ---

その三〇二 はじまりを めくるひとひに 朝日がさして 一月五日

その三〇三 みなれない あるふぁべっとが 綴られている 一月十八日

その三〇四 屋根をうつ 雨のリズムに でじゃびゅを聞く 一月二十七日

その三〇五 めくるめく 時間とねむる 球根ふたつ 二月十日

その三〇六 声でした 背中でした 真夜中でした 二月十八日

その三〇七 こわかった 塔の真下で 祈るこころは 二月二十七日

その三〇八 ぬくもりの かたちのままに くるまった猫 三月十五日

その三〇九 そばにいる つばさをたたみ ねむりの底へ 三月二十三日

その三一〇 指とゆび 胸のずっと奥 ふれあうせつな 四月十五日

その三一一 すきなのに ちいさな傷を つけてしまって 五月二日

その三一二 あるがまま あろんあろん そしてあなたは 五月二十四日

その三一三 ぼくたちの 夜の架線に 風がたわんで 六月二日 

その三一四 起きました 読みつづけました 愛しましたね 六月二十三日

その三一五 雨が降る とけてゆくのは 紫陽花のつみ 七月五日

その三一六 東から 西へと歩む 蟻の群れ 七月二十日  

その三一七 かなしみが しかくいまどの すみっこにいる 八月十一日

その三一八 湾岸線 速度のリズム きざむ右耳 八月二十日

その三一九 あのひとの 胸のはしっこ たりないぴーす 九月六日

その三二〇 あるくこと いちどっきりの なまえをよぶこと 九月二十二日

その三二一 ばうわうと 海の詩をきく 犬になる海 十月十〇日

その三二二 秋の虫 羽根をふるわせ 夜を呼ぶから 十月二十三日

その三二三 がらんどう そのがらんどう そのままにして 十一月十二日

その三二四 明け方の しもんのうずが ゆうべにずれて 十二月五日

その三二五 あのひとの くちびるから こぼれることば 十二月二十七日

 

 

 

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